私はこれまで、同時に数百人が関わるような大規模な開発プロジェクトのなかに身を置いてきました。そこでつくづく思ったのは、個人の力はチームの力にかなわないということです。どんなに優秀なエンジニアでも、一人でできることには限りがあるのです。複雑な大規模システムは、プロジェクトチームの構成員が力を合わせることで作られています。

しかし、その一方で、チームで開発するからこそ発生する問題にも多数直面してきました。工程間でうまく伝わらない仕様、担当者の違いによる品質のバラつき、増大するばかりの管理コスト...。世の中には要求定義やソフトウェア設計に関する優れた知見がありますが、それらの知見に基づいてチームとしてやり方を改善していくには、適切に整備された開発プロセスが不可欠です。

良く出来た開発プロセスには、ふたつの共通点があると感じています。ひとつは当たり前ですが工程間が論理的に正しくつながっていること。もうひとつは各工程の担当者がプロセスを守るための仕組みまで整備されていることです。開発プロセスは実行性を伴わなければ意味がありません。では、どのように定義すれば実行性のある開発プロセスになるのか。その答えは一様ではなく、開発の現場によって違ってきます。そこでエクスモーションでは、お客様の現場に入り込んで最適な改善策を提案できるように取り組んでいます。

個々のチームメンバがそれぞれに力を発揮し、そして協調することで開発プロジェクトはゴールに到達します。実行性のある開発プロセスで武装し、チームだからこそできる圧倒的な仕事を共に成し遂げましょう。