![コンサルタント・吉元崇。【専門分野】要求開発、自動車](img/img_yoshimoto.jpg)
近年はIoTやビッグデータ、AIにディープラーニングなどの先進的な技術に対する注目が集まり、世間の期待感は高まっています。
企業としてはこれら期待感に応えたい一方で、既存製品のメンテナンスや類似製品の開発など、過去の製品に引っ張られた開発に多くの時間を費やされ、なかなか新しいコンセプトの製品開発に注力できない現状があります。
このような傾向は、以前は限られた製品の開発現場だけで見られたことでしたが、近年ではさまざまな業種に広がっています。
これらの製品は「当面の需要は確実に存在する」「他社からの新規参入が少ない」「技術的にも今後大きな進歩が起こりにくい」といった特徴を持っているため、開発現場では低コスト化や複数類似製品の開発、市場優位性の確保を目標に掲げることとなりますが、実際は予想以上に開発工数が膨らみ、うまく進まないことが多いようです。
「共通部品があるのに」「似たような製品のはずなのに」、なぜこんなに開発工数がかかるのでしょうか?それは共通部品が製品群全体目線で作られておらず、各製品で想定外の再利用がなされていることに起因しています。
これらを解決するには、再利用しやすい資産を作るところから再利用資産をメンテナンスしながら効率的に製品開発の現場で再利用するまでの、開発を大局的に捉えたプロセスを設計・実践していくことが不可欠です。
ここでポイントなのは、再利用開発のプロセスを「適用する」のではなく「設計する」という行為です。
私たちは、単に一般解のプロセスを持ってきてそれで良しとするのではなく、現場の事情を考慮し、現場が本当に必要としている再利用開発のプロセスを共に考え、具体化することをコンサルティングの方針としています。
またプロセスを設計する過程では、単純作業を自動化するためのツールや、複数のツールを連携するためのツールを作成するなど、プロセスが定着しやすくなるような仕掛けづくりも支援します。そんな「小技」が使えるメンバーがいることも、私たちの強みの一つです。
私たちと再利用開発の進め方を共に考え、工数を削減し、新たな時代に向けたサービスを生み出す時間を作っていきましょう。
![コンサルタント・吉元崇。【専門分野】要求開発、自動車](img/h3_exbox_yoshimoto.png)
大学卒業後、中堅SIerにてオープン系開発のシステムエンジニアとして従事。
2013年に(株)エクスモーションに入社、現在に至る。
自動車、開発プロセス
九州大学理学部数学科