『XDDP』の特徴は、3つの成果物(USDM・トレーサビリティマトリクス、変更設計書)による、ミス・モレ・ムダの防止です。この3つの成果物を完成させるまでは、絶対に実装をしません。完全なるフロントローディングを行うことにより、手戻りによるムダを排除することで、「派生開発」の問題を未然に防ぐのです。
『USDM』は要求と仕様を形式化するツールです。「派生開発」における「変更要求仕様」や「追加機能要求仕様」を『USDM』で記述することにより、要求仕様の抜け漏れや矛盾などの問題を見つけやすくなります。
『トレーサビリティマトリクス』(TM)は、『USDM』で定義した仕様に対する、コードの対応箇所を示した対応表です。この『トレーサビリティマトリクス』により、変更仕様に対する影響範囲を把握することができ、変更箇所のヌケモレを防ぐことができます。
『変更設計書』は、変更箇所に対してどのような変更をするのかを設計し、明文化したものです。これを有識者との間できちんとレビューすることにより、 対応のミスを防ぐことができます。