問題発見の際の、陥り易い過ちは"開発者の主観に頼る"ことです。個人の主観に頼った問題発見で「リファクタリング」を始めると、目標が不明確となり、その結果を判断することができません。
下図の「ツリーマップ」は、客観的に問題発見するための「静的解析」の一つの方法です。モジュールのサイズを面積の広さで、複雑度を色で示しています(白→黄→赤の順で複雑度が高くなる)。
その他にも様ざまな方法があります。一つの方法ではなく複数の方法で問題をあぶりだしておくことが、その後のプロセスをスムーズに進めるためのポイントです。
![「リファクタリング」の進め方のポイント①問題の発見と評価は主観的ではなく客観的な解析方法を用いる|ツリーマップ(専有面積の大きさが要素の大きさを、色が要素の複雑さ示す。大きく複雑な関数は、改善の対象となり得る。)](img/kashika/treemap.png)