問題が把握できると、次は、どのように「リファクタリング」を進めていくかを決めます。把握した問題は、その方針を決める上で重要なファクターとなります。
しかし、それだけではありません。その製品を開発するために、どの程度の投資をしていくかによっても、「リファクタリング」の方針が変わります。
製品への投資は、製品のライフサイクル(下表の左列を参照)により、おのずと決まったり、戦略的に決められます。「レガシーシステム」を活用し、「リファクタリング」が検討されるのは、成長期の後期~衰退期です。その各期になされる投資と、「レガシーシステム」がもっている問題の状況により、以下の「リファクタリング」のなかから、進め方が決められます。
局所的なコードベースリファクタリング
意味論まで踏み込んだ、広範囲な設計改善リファクタリング
機械的に実施する、広範囲な設計改善リファクタリング
